急に始まる『登校拒否』

こんにちは! るんらびです^^

 

今回からは、わたしの子供のことについて書きたいと思います。

 

さて、わたしの娘は生まれつきの病気があり、入退院を繰り返したりして不安な日々を過ごしたりもしましたが、体重が増えて薬の量も調節できたころから普通の子と同じようにすくすく育っていってくれました。

 

幼稚園に入園し、楽しんで通っていたので、わたしも娘もお友達ができてとても楽しかったです。

 

小学校に入学し、学校に行き始めたころも幼稚園とはまるで違う生活なので疲れてはいましたが、先生の言うことをしっかり聞いて真面目に学校生活を過ごしている子でした。

 

そして、2年生になり少し勉強が難しくなってきた頃。

 

近所で塾をやっているから、やってみない?

とのお誘いが義理の両親からあり、考えていました。

 

わたしは塾には通いたいと本人が言わなければあまり必要性を感じていませんでしたので、すぐに返事をすることはありませんでした。

 

というのも、わたし自身も小学生の頃に塾をやっていた時期があったのですが、友達のすすめでほぼ強制で入りましたので、毎週通うのがだんだんと苦痛になりやめたいな~やだな~と思った経験があったからです。

 

娘に聞いても、自分の気持ちがあまりよくわからなそうでした。

はっきりしない返事が続きましたので、やってみて考えれば?

と言われて曖昧に頷いていた感じです。

 

月謝を払ってくれるということでしたので、わたしとしては悪くないかなとも思いましたし、塾と言っても個人でやっている塾でしたので、どんな先生がどんな風にやるのかもまるで分からないままでしたが、とりあえず行ってみようかと誘われて行く事にしました。

 

実家の隣に建てた小さいプレハブ小屋を教室にして、3人の勉強を見ている本当に小さな塾でした。

 

中でも通っていた男の子は、先生にビシバシしごかれているようでしたので、先生の印象は恐い人・・・・・・なイメージでした。

 

メガネをかけていて、無口で大人しい雰囲気の人でしたが、男の子の勉強になると怒鳴ったり頭を叩いたり普通にする先生だったみたいです。

 

娘にはそのようなことはありませんでしたが、その塾に行かせてみて一番驚いたのは、宿題があるということでした。

 

小学校2年生の算数でしたので、かけ算のプリントだったのですが、なんと1日2枚のプリントが出ていて本当に大変そうでした。

 

大人からしたら、毎日やっていればそんなに大変じゃないと思うかも知れませんが、2年生でまだ完璧に覚えられていないかけ算のプリントは1枚やるのも大変です。

 

塾に行きだしたのが秋の終わり頃でしたので、そんなにしないで冬休みに入りました。

 

冬休みも同じように宿題が出ていましたが――。

 

冬休みは、そもそも学校の宿題があります。

 

冬休みのワークなどに手を付ければ、もう勉強するのは嫌になりますよね;

 

塾も冬休みに入っていたので、次の塾に提出しなければいけない宿題のプリントが40枚近くありました。

 

毎日やれば・・・・・・なんて、個人差はありますよね。

娘はそのプリントの量に根負けし、あまり手をつけない日々でした。

 

そうなると、冬休みの後半は宿題、宿題、宿題――。

 

なかなか終わらないもの凄い量のプリントに、わたしもイライラしてしまい、娘にずっと「宿題やらないと!」と、声を掛け続けていました。

 

イライラしながらやっている娘を励まし、どうしても終わらなかったのでわたしが手伝ったりもしました。

 

どうにか宿題を終わらせましたが、そのころから娘の様子が少しおかしくなってきました。

 

新年を迎え、新学期になり塾と登校が始まったころ。

 

急に、朝学校に行くと気分が悪くなる――と言うようになりました。

 

娘は朝はバスで登校していましたので、バスが揺れるんじゃない? と言ったりして励ましていました。

 

そんなある日、学校から電話がかかってきました。

娘が気分が悪くて保健室で寝ていると。

 

わたしはその当時は近所のコンビニでバイトをしていましたので、連絡をもらってから早退をして娘を迎えに行きました。

 

「大丈夫?」と慰めながら家に連れて帰り、特にそれからは何も無く落ち着いて普通に過ごしていました。

 

――そして次の日。

 

「ママ・・・・・・学校行きたくない・・・・・・」

 

登校拒否が始まった瞬間でした――。

 

 

 

 

《つづく》