悩んでいる人ほど相談できない現実
人は誰しも悩みます。
おまけに、その悩みを誰にも相談できずに1人で抱えて苦しんでいます。
例えば学校に行けなくて悩んでいたりして
担任の先生や、親。
保険の先生やカウンセラーの先生が、
「話を聞くよ?」
って言ってくれたりします。
ですが、自分の苦しみが他人にとっては全く大したことのないように受け止められないかと心配になります。
自分がこんなにも苦しんでいることを、伝えても「でもね」「じゃあ」って言われてしまうのがとてつもなく恐くなります。
本音を言ってしまうのが恐すぎて、本当はもの凄く言いたいけれど、言おうとすると泣いてしまう人もいます。
そんな時に「話を聞きますよ」「1人で悩まないで」と言っている人を頼りたくなります。
ですが、そんな人達を頼れない人がいるんです。
それは何故か。
「話を聞いて欲しいです」と、勇気を出してその人に伝えられないからです。
例えば、スクールカウンセラーの先生に相談したかったとします。
毎月に1回の来校などで、相談者と面談する時間を設けてくれますよね。
ですが、その先生との面談までするためには、話を聞いて欲しいと手を挙げ、何日の何時にどこどこで面談ができますと日時や場所を指定されて初めて相談ができます。
本当に相談したくて悩んでいる人の中には、その「話を聞いて欲しい」と手を挙げることがまずできません。
担任の先生や保健の先生に、相談したいと言うことができません。
本当はもの凄く相談したいのに・・・・・・。
SOSを相談できる電話窓口などもそうです。
「1人で悩まずにお電話下さい」
という電話番号が一緒に書かれた小さなカードなどが学校で配られたりもします。
ですが電話というのは、なかなかハードルが高いのです。
もちろん、ダイレクトに相手の声が届き、話を聞きやすくすぐに助言もできます。
相手の顔は見えないけれど、個人的な相談にワンツーマンで乗ってあげられる。
それは素晴らしいことです。
ですが、電話自体がかけられないんです。
相談するまでの行動が、とても億劫に感じてしまいます。
ちゃんと相談できなかったら。
ちゃんと自分の言いたいことが伝えられなかったら。
共感して貰えなかったらどうしよう。
否定的なことを言われてしまったらどうしよう。
色々考えます。
もちろん、相談を聞いてくれる人達は否定的な事は言いません。
基本的には受け身で居てくれますが、どんな答えが欲しいのかは悩みの数だけ違います。
結局、相談しても何も変わらない。
モヤモヤが増し、やっぱり相談しなきゃ良かったかも知れない。
そう思う人もいます。
ネットでも、悩みを相談できる掲示板はたくさんあります。
ですが、匿名で相談でき、匿名で回答できるシステムは、
何処の誰だかわからない相手と完全に文面でのやりとりになってしまいます。
誹謗中傷が社会問題になっていますが、
相談する人が人間なら、相談される人も人間だからです。
皆、それぞれ考え方の違いがあるから当然のように食い違いもでてきます。
同じ励ましの言葉でも、立ち直れる人とそうでない人がいます。
心って、それだけ繊細で尊いんですよね。
そんな1人で悩んでいる人を、どうしたら救ってあげられるのかよく考えるのです。
そして、思いました。
人はどうやったら立ち直ることができるのか。
心が元気になって、勇気が出せるのか・・・・・・と。
「希望」を持つことです。
もうダメだ、この先なにをやっても失敗するだろう。
こんな自分なんて、もう生きてる意味なんて無い。
自分なんか、居ても居なくても変わらないし・・・・・・。
そんな自分に否定的な意見を覆すためには、
この先の未来を明るく照らしてくれる希望が必要なんです。
その為にはどうしたら良いのか。
立ち止まらないことです。
悩んで止まり続かないことです。
悩むのは良いことですし、自然なことです。
ですが、悩むのならずっと考え続けるんです。
答えが出るまで。
自分なりの答えを探し続ける為です。
とりあえず、出来そうなことをやってみるんです。
身体が辛かったら、とにかく寝るんです。
健康に気をつけてから、色々な可能性を考えるんです。
自分のことに全力を注ぐんです。
周りは関係ありません。
だって、誰だって1番よく知っているのは
自分自身のことだから――。
自分のことを大切に、
自分の為に人生を歩んでいきましょうね^^
(つづく)