頑固な父といじける私
こんにちは! るんらびです^^
結婚式の準備もようやく後半にさしかかり、ドレスなども決めてようやく最後の調整段階に入った時でした。
夫の親族が集まる機会があり、バーベキューをするからおいでと私も呼ばれて行った時のことです。
あまり会わない親族の叔父さんがいらしていたのですが、私の顔と大きくなっていたお腹を見るなり「どうしてこのタイミングで結婚式するんだ!?」と怒鳴ってきたのです。
結婚式は緊張もする場なので、妊婦が式を開いて陣痛に繋がってしまうケースもたまにあるのだからと、私を心配してのようでした。
しかし、そのまま「デキ婚なんて・・・・・・」と言われたので、それは聞き捨てならないと思いました。確かに、式よりも先に入籍をしましたが、子供を身ごもったのはそれからのことでしたし、決して私はデキ婚などではない!
幸いにも義母が庇ってはくれましたが、私はどうしても怒られたことが理不尽で納得がいきませんでした。
この結婚式は、私の独断で決められたものではなかったからです。
その一件以来、叔父さんと顔を合わせるのは辛く感じるようになったと思います。
この叔父さんの娘は後に不倫し、予定にない子を身ごもり悩んでいる様子でしたので、よっぽど私の方が真っ当な道を進んでいるーーそう言いたかったですね。
その一件が終わり落ち着いたかと思うと、次に待っていたのは・・・・・・。
父からの「結婚式を挙げるな」宣言でしたーー。
父は私が長女で初めての結婚式でしたので、とにかく出席を拒んでいたのだと聞きました。結婚自体は許してくれてはいたものの、いざ自分がバージンロードを歩くと思うと嫌で仕方なかったのだと思います。
父の親族は関西でしたので、関東に住む私たちの地元へ招待する形になっていました。
その時に宿泊する宿を見つけて欲しいとお願いされていたのですが、希望通りの場所を見つけることが出来ず、そんないい加減なら式なんて挙げるなと一喝されました。
俺は式には出ないとーー。
ここまで式の準備を進めておいて、今更無かったことになんてできませんでした。
それと同時に、私はもうどうすれば良いのか分からなかったーー。
父が健全でいるのに、父のいない結婚式をしなければならないのか?
どうしたら父を納得させることができるのだろうか・・・・・・。
悩みに悩んで、涙が勝手にボロボロ流れてしまってどうにもできなくなりました。
そんな時に救ってくれたのは、小さい頃から信頼していた祖母の存在でした。
父の母である祖母なら、なんとかして父を説得してくれるかもしれない。
身も縋る思いで、泣きながら祖母に電話をしました。
内容を聞き、驚いた祖母はわかったと私を慰めてくれ、大丈夫だからとたくさん声を掛けてくれました。
そのお陰で父の納得がいく結論を出す事ができ、式をやめろと言われることはなくなりました。
結婚式の準備がこんなに心労を重ねるとは思っていませんでしたし、私の不安や不満はなくなることはありませんでした。
当日はどうなってしまうのか・・・・・・心配で心配で、落ち着かない日々を過ごしました。
そして、ついに式の日がやってきましたーー。
《つづく》