病院での年越し

こんにちは! るんらびです^^

 

娘との入院生活が始まり、そのまま私の初めての子育てが続いていきました。

 

本当は実家に帰省していたので、母に手伝ってもらい子育てを覚えようと思っていましたので、入院が予定外のこと過ぎて不安しか頭になかったです;

 

唯一救われたのは、病院が家から1時間半ほどかかり遠かったのですが、妹の通っていた大学が直ぐ近くにあったということでした。

その為、妹がよく顔を出してくれていたので、差し入れで温かな美味しいお弁当を持ってきてくれたりととても嬉しかったです。

 

入院生活で不便だったのは、食事の他に入浴でした。

やはり、患者である娘の入浴時間は予定に組み込んでくれるのですが、私には本当に頼み込んで空いている時間にしか貸してはもらえませんでした;

 

よっぽど入れなかった時は1週間とか続いていたので、家族に相談して誰かに娘を任せて車で銭湯に連れて行ってもらったりしました。

 

病院は、入院患者には手厚いですが付添人にはシビアですね;

産後の身体というだけで基本的には元気だから仕方の無いことですが・・・・・・。

 

基本的には1人での子育てでしたので、肉体的にも精神的にも限界がきていたりしました。

1日だけ、母が付き添いを代わってくれて家に帰れる事になり、その日はゆっくりお風呂に入って朝までぐっすり眠ることができました。

この1日で、本当に救われました。家族と会話ができ、温かく美味しいご飯が食べられて本当に嬉しかったです。

 

病院に戻って娘の寝顔と寝不足の母の顔を見て、本当にお礼を言いました。

人は心から感謝をすると、自然とお礼が口からこぼれて笑顔になれますね!

 

入院中に夫と2人になれたのは、義両親が娘をみていてくれる30分間ほどでした。

その間に院内のコンビニに通い、小さいイートインで温めたお弁当を一緒に食べて病室に帰るというデートコースでした。(この時に、次の日の朝食を買っておきます)

 

娘の話を中心にその時の気になる話を色々と食べながらしました。

途中で辛辣な言葉が返ってきたこともあり、食べていたお弁当を投げつけて病院から出て行ってしまおうかとも考えたこともありました;(やらなくて偉かった・・・・・・)

 

そんなこともありましたが、夫といるとやはり安心していたと思います。

外出できるタイミングができた時は、普段行けなかったレストランに2人で食べに行って食べながら泣いてしまい、ドン引きされたこともありました。

私は何故か、美味しい物を食べている時に涙腺がゆるくなりがちなのですが、

これからの不安とか娘の心配とかで、考えたら涙が止まらなかったんです。

でも、病院の外に出られて空を見ることができ、風景が変わって楽しいデートでした。

 

病室の中は基本的に暖房で気温が一定に保たれており、今日は雪が降ってるよと家族に言われてもすぐには信じられませんでした。(笑)

 

娘は11月生まれなので、その年は病院での年越しになりました。

普段はTVを見なかったのですが、どうしても大晦日だけは紅白歌合戦が見たくて奮発してTVカードを買って見たのを覚えています。

 

晦日なのに義両親がお見舞いに来て下さり、娘の寝顔を見て帰って行きました。

夫は友達と飲み会の誘いがあるとの相談があったので、滅多に会えないのだから飲んでて良いよとお見舞いを断りました。

後で担当の看護師さんに話したら「え、私ならキレてる」と怒って下さり笑い合い、ほのぼのと過ごせました。

 

前にも後にも、病院での年越しはこの一度だけでしたが、どんな年越しよりも鮮明に記憶に残っています。

 

年が明け、2月に入ったころに娘の体重がようやく増えてきて見た目もふっくらになったのでようやく退院が決まりました。

 

退院が決まって、やったね! と話しかけた時に、娘の笑顔を初めて見る事が出来ました。とても可愛かった、今までの疲れが一気に吹き飛んでしまう程にーー。

 

それから順調に退院の日を迎えることができ、妹が迎えに来てくれて私と娘は無事に帰宅することができました。

 

《つづく》