「自分が絶対に正しい」と思っている人の心理
世の中には、自分の意見が絶対に正しいと思っている人がいます。
自分が正しいと思っている人は、大体はプライドが高い人です。
・自分には能力がある
・自分のほうが人より仕事ができる
・自分の考えかたは常に正しい
そんな人は、自分が信頼している上司や先輩以外の人が意見を言ったところで、
聞く耳をもってはくれません。
聞く必要がないと思っているからです。
だって、自分が絶対に正しいから。
つまり、自分が正しいと思っている人にあれこれ文句や意見を言われている時点で、自分よりも格下だと思われているということになります。
言わずもがな、それは態度に表れるものなので、ストレートに言わなくても相手には伝わってしまいますよね。
特に繊細で空気が読める相手だった場合は尚更です。
目は口ほどに物を言うとも言いますが、
このタイプの人の場合は目からも口からも本心が丸見えの状態です。
そして、そんな人に何を言っても、絶対にこっちの意見は聞こうとしてくれません。
「でも」「だって」「だから」
何を言っても否定的に意見し、反抗してくるばかりです。
こうなると、本当に上司や目上の人が物議をかまさないと収拾は付きません。
それで、本当にそのタイプの人が言っている意見が正しければ良いのですが、
そうじゃなく意に反している場合があります。
それでも、自分が絶対だと思っている訳ですから、何も変わりません。
何故かと言うと、自分の意見が通らなそうな危機がくると自己主張を強めてくるからです。
絶対に、引き下がろうとはしません。
相手が妥協し、自分の意見に従う意思を見せてくるまで、強めに言います。
我が強い人は、萎縮しません。
だいたいは自分よりも相手の方が優しかったり、大人しい人な場合が多いのです。
しかし、自分が正しいと思っている人同士が対立した場合はどうなるでしょう?
これは、実際に主人の職場であったことなのですが・・・・・・。
お互いが怒鳴り合い、主張し合い、頑なにどちらも譲ろうとしなかったそうです。
そのまま怒鳴り合いが2時間以上も続き、最終的に何も変わらず、全くお互いが折れずに喧嘩別れしたままになったそうです。
まさに、時間の無駄ですよね。
ですが、この世に絶対に正しいことってあるんでしょうか?
もちろん、理にかなっている事柄は沢山ありますし、
こうしたから事業が上手くいったとか、
結果論から「あなたの意見に従って良かったわ」って思うことはあります。
ですが、それは良かった場合であって。
最善の方向へ向かうために会議を開き、議論し、様々な意見を取り込み全員で考え色々な方向性を見出して決めていくことが大切なんだと思います。
一見、正しいと思われる意見でも、
他の人の視点から見るとこっちの方が良いんじゃないか?
と思われることもあります。
それは、人それぞれの思考があるからですね。
こう思っていたのに、実はこう思われていたとか。
親切に考えたことが、逆にありがた迷惑になっていたとか。
色々なことがあります。
大切なのは「自分の意見を聞いて欲しいから、相手の意見も聞く」
これに尽きるのかなと思います。
1回は、お互いにその意見に対してをしっかり受け止めて可能性を考えていくのが大切なんじゃ無いのかなと思うのです。
器の小さい人は、気に入らないと怒鳴り散らして無理矢理に言うことを聞かせようとします。
それは前にも同じように強めに言ったら、相手が折れてくれたことがあるからです。
絶対に引き下がらない相手だと、前に書いたようにずっと喧嘩を続けます。
自分が正しいって、ただの自信過剰な場合が多いんですよね。
ですが、現にそうゆう人は沢山います。
私の周りにもいます。
そうゆう人と接していると、こちらが疲れてしまうだけです。
そんな人と上手に付き合うには、意見を当たり障りなく受け止め、絶対に否定から入らないことです。
優しい言い回しで意見を聞き、少し違う意見も言ってみたりして怒鳴られない程度の意見交換で終わることができたら、それが一番その人と接する上でのベストなんじゃないかな~と思うのです。
正直、面倒なんですよね。
無駄な言い争いだなと思ってしまうんです。
相手のそんな性格を知って対応し言いたいことを我慢するのも、関係が円滑に進む為には大切なことかなと思っています。
これも立派な、大人の対応ですね。
自分ばかりが損をしているんじゃ?と思ってしまうのは仕方ないです。
ですが、そうすることが丸く収まる最善の方法なら、
もうそれで良いとも思うんですよね。
相手がまだ子供だっただけ。
広い器をもつ人達は、そんなことでウジウジ考えません。
このプロジェクトが無事にすんで良かったなと、結果論だけで考えます。
自分が中心で世界が回っていると思っている人には、
そのまま自分だけ回り続けていてもらいましょう。
(つづく)